[天王山(てんのうざん)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%8E%8B%E5%B1%B1)は、京都府乙訓郡(おとくにぐん)大山崎町(おおやまざきちょう)の山。西側の山腹(さんぷく)を、摂津国(せっつのくに、現在の大阪府)と山城国(やましろのくに、 現在の京都府)の国境がよぎる。

山名は、中腹に牛頭天王(ごずてんのう)を祀る山崎天王社(現 自玉手祭来酒解神社(たまでよりまつりきたるさかとけじんじゃ))があることに由来する。

てんのう‐ざん【天王山】‥ワウ‥

①京都府乙訓おとくに郡大山崎町にある山。標高270メートル。淀川を挟んで男山に対し、京都盆地の西の出入口を扼する形勝の地で、付近一帯史跡に富む。1582年(天正10)羽柴秀吉と明智光秀とが山崎に戦った時、この山の占領を争い、秀吉の手に帰した。これが両軍の勝敗を決したから、勝敗の分れ目を「天王山」という。