2019年7月10日

ジャニー喜多川氏、87歳で死去 男性アイドル市場で長年圧倒(ながねんあっとう)

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日本のエンターテインメント業界で絶大な(ぜつだいな)影響力をもっていた、芸能事務所「ジャニーズ事務所」創業者で社長のジャニー喜多川氏が9日、くも膜下出血(くもまっかしゅっけつ)のため東京の病院で死去した。87歳だった。共同通信やジャパン・タイムズなど同国メディアが伝えた。

喜多川氏は6月18日に倒れ、病院に入院していた。しかし、一連の出来事は伏せられていた。

最期の日々は、同氏の指導を受け、「子どもたち」のようだと言われた人々と過ごしたという。

ジャニーズ事務所は9日、「最愛の子供達の愛に包まれながら、人生の幕を下ろしました」と喜多川氏の死去を発表した。

232曲の1位シングル

同氏は半世紀以上にわたり、SMAP、嵐、KAT-TUNなどいくつもの有名男性アイドルグループを、ジャニーズ事務所から世に送り出した。

人気者に育てたアーティストの多くは、テレビ界でもスターとなった。

1974~2010年にチャート1位を記録したシングルのうち、喜多川氏のプロデュースによるものは232曲に上った。

しかし、本人が表舞台に立つことや取材を受けることはほとんどなく、写真を撮られることも許可しなかった。