初回放送日: 2024年3月3日

東三条殿に入った盗賊の正体は直秀(毎熊克哉)ら散楽一座だった。道長(柄本佑)の命で検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろ(吉高由里子)は盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行される。宮中では、花山天皇(本郷奏多)と義懐(高橋光臣)の関係が悪化し、代わって道兼(玉置玲央)が信頼を得始めていた。その頃、兼家(段田安則)を看病する詮子(吉田羊)を思いもよらぬ事態が待ち受けていた。

あや・める 3【危める・殺める】 (動マ下一)《文マ下二 あや・む》 人を殺傷する。「誤って人を―・めた」

けびいし けびゐ― 2【検非違使】 〔「けんびいし」の撥音「ん」が脱落した語〕 ① 平安初期に置かれた,令外の官の一。京中の非違・非法を検察する役であったが,訴訟・裁判も扱うようになりその権威は強大になった。のちに,諸国や伊勢神宮・鹿島神宮(かしまじんぐう)などにも置かれた。 ②  →けんびし(検非違使)に同じ。

かどのおさ ―をさ 【看督長】 〔「かど」は「看督」の字音の転〕 平安時代,検非違使の属官として,牢獄の管理や犯人の追捕(ついぶ)などに当たった者。

とりべの 【鳥辺野・鳥部野】 京都市東山区(とうざんく)の,清水寺(きよみずでら)から西大谷(西おおだに)の辺りの地域。古くは,阿弥陀ヶ峰(あみだがみね)西麓(せいろく)一帯の広い地域をいった。平安中期以降,火葬所(かそうば)・墓所(はかしょ)として知られた。鳥辺山。「―を心のうちに分けゆけばいぶきの露に袖ぞそぼつる」〈山家集•雑〉

るざい 0【流罪】 罪人を辺地や島に送る刑。死罪に次いで重い刑。流刑。 →流(る)

 へしおる 【へし折る】 break* [(ぽきんと) snap -pp-] … off. ▸ あの男の高慢の鼻をへし折ってやる He's too arrogant. I'll take [bring] him down a peg (or two). (!後半は口語的慣用句で, 「やりこめる」の意)

つちみかどどの 【土御門殿】 平安京の東,土御門の南,京極の西にあった藤原道長の邸。京極殿(きょうごくどの0。

じん‐の‐さだめ【陣定】ヂン‥ 陣座じんのざで行う政務の評議。じんじょう。

か‐たつ【下達】上の者の意志や命令を下の者に通すこと。「上意―」

より‐まし【寄×坐/憑=子/尸=童】《神霊の「寄り坐し」の意》修験者や巫子が神降ろしをする際に、神霊を乗り移らせる童子や人形。

つかみかか・る 5【摑み掛かる】相手に激しく組みついて行く。「物も言わずに―・る」

みまか・る 3【身罷る】この世から罷(まか)り去る意〕 死ぬ。死去する。「若くして―・る」「あひ知りて侍りける人の―・りける時に」〈古今和歌集•哀傷・詞〉