『憂国のラスプーチン』(ゆうこくのラスプーチン)は、佐藤優原作、長崎尚志((ながさき たかし、1956年1月14日-) 脚本、伊藤潤二作画による日本の劇画。

げきが ―ぐわ 0【劇画】 ① 漫画の一種。筋を重視し,画風・ストーリーともに現実味を志向した比較的長編のもの。

概要 2010年8月10日発売の『ビッグコミック』(小学館)同年16号より2012年24号まで連載された。佐藤の拘置所体験や取調べ検事とのやりとり、および外交官としてのロシア体験が内容である。

なお人名は、外国人については実名が出てくるが、日本人については主人公の「憂木衛」や歴代首相も含め、仮名となっている。

1991年のソ連8月クーデターにてミハイル・ゴルバチョフが無事であることをクーデターグループに近いイリイン第二書記より確認したエピソードや、ソ連・ロシアに駐在する日本人外交官の不祥事についても取り上げている。

¶登場人物

¶日本国総理大臣

¶日本国外務省

¶ 東京地検

¶弁護士

¶日本民間

¶外国

ブルブリス エリティン大統領側近。「私は馬鹿が嫌い」が口癖。 ソ連崩壊のシナリオを描いた能力主義者。 カルテンブルンナー エリティン政権に人脈を持つロシア通のスウェーデン人。 正体はロシア諜報機関予備役スパイであり、チェルノムイルジン首相に近い人物である。 黒い大佐 ロシアで最も異端視された政治家。 ソ連空軍予備役大佐。本名・ヴィクトル・アルクスニス。